スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

11.26低周波音問題研究会に参加して下さい 

平成18年11月22日
低周波音問題研究会準備会代表
西 兼司

 いよいよ11月26日が近づいて来ました、現在、渡邉氏が必死で『低周波音問題研究』を作っています。小山氏も「組織化」に向けて腹中で案を練っておられます。準備過程ではK.Y.氏が最も先頭に立って活動していました。
 初回にお迎えする被害者はもちろん決まっていますが、一応、念のために現時点ではお名前を伏せておきます。次回、次々回も工夫して研究会を実施します。
 今回は、私が友人諸兄姉に廻状として読んでもらっている文章を直前、宣伝として載せます。ご一読下さい。


「近代・工学・文明を問い直す」低周波音問題の不思議


一、低周波音問題とは
 「音」とは普通人間(動物)の耳に達する空気振動です。耳で体内信号に変換され、脳で「音」と認識されるものです。通常、20ヘルツから2万ヘルツ迄の空気振動が人間に聴こえるものとされ可聴音(「音」そのもの)と言われます。2万ヘルツ以上の空気振動は「超音波」と言われ、20ヘルツ以下の振動は「超低周波」と言われ、共に聴こえない不可聴音とされています。
 1ヘルツとは1秒間に1周期を持つ振動、20ヘルツとは1秒間に20回の振動、2万ヘルツとは1秒間に2万回の振動という事です。ヘルツとは音を成立させる振動の周期回数であって、音の大きさそのものではありません。大きさでないとすると20ヘルツと2万ヘルツの振動は何が違うのか。音としては低音と高音の違いということにですが、振動としては周期のうねりの重い音と軽い音の違いになります。
 どうも、可聴音や超音波(高周波音)を空気振動だと言うのとは違う性質が低周波振動にはあるようなのです。気体よりも重い、液体や固体の中も貫通する「重い振動」としての性質です。もちろん、エネルギーそのものの質量を考えなければなりませんから「重い振動」は液体や固体を貫通するとは直ちには言えません。しかし、低周波振動は可聴音振動とは違った機序と論理を持って人間に襲いかかってくるようなのです。気導音として以上に(固体、液体を介して)骨導音として聴こえてくるということですし、防音装置を施した部屋では騒音が遮断され、低周波音のダメージがより大きくきつく被害者の心身に襲いかかってくるということなどが、一様に被害者から述べられていることです。
 低周波振動が確実に一部の人には聞こえ、それが人間の心身を傷つけているという事実があるのです。聞こえている以上、「低周波音」と言わざるを得ないのですが、多くの人には聞こえないため、おのずから、「低周波音問題」という相貌を呈さざるを得ないのです。

二、低周波音問題の現在
 古来から低周波音は天変地異を人間(動物)に告知する非常音として知られて来ました。地震や津波を先行して知らせる「地鳴り音」、「海鳴り音」としてです。
 この非常音が天や地から聞こえるのではなく、我々の居住している「近代・工学・文明」社会から不断に、我々と共に生活している隣人の心身に聴こえているのです。
 私はこの二年弱の期間で40数件の低周波音被害者からの被害訴えを聞かされることになりましたが、その被害訴えの中には一部、シャーマンへの畏敬の念を覚えさせるような超人的と言えるような苦痛の訴えもありました。
 曰く、「地震の二、三日前には、必ず、その方向と規模が分かる。電気と音と振動を感じる」。曰く、「日本中ほとんど低周波音の聞こえないところはない」。曰く、「火山は低周波音がひどくて近寄れない」。曰く、「電柱の上のトランスの音はいつも聞こえている。特に東電のトランスは音がひどい」。
 しかし、シャーマンではないかと思われるような方でも主訴は違うのです。現代人として「社会」から発せられる「低周波音」への苦痛、苦悩ばかりでした。
 被害者の大半の方が「低周波音が聞こえる」方ですが、この方々は「音」が聞こえるようになって過去を振り返ると可聴自覚以前から低周波(音)被害を継続的に受けていたというのです。
 可聴自覚以前、以後共通する肉体的被害はおおむね自律神経失調症に該当するような訴えです。頭痛、目眩い、眼疾患、鼻膿、鼻血、口の渇き、歯茎からの出血、咳、痰、肩こり、背筋痛、動悸、震え、手足の痙攣、内出血の頻発、冷え症、疾病・受傷回復のおくれ、ホルモン分泌の異常を多くの方がほぼ共通して訴えられます。やや少ない方が、「脳が揺さぶられる感じ」、「内臓がかきまわされる感じ」を訴えられます。精神的には、うつ病状を訴える方が多く、他者からは分裂症気味と見なされる事も少なくないようです。人間関係的には家族からも「神経質すぎる」、「そんな音はしない」、「ありもしない事で騒ぐな」と理解されず、低周波音発生加害者との関係も円滑に話し合いが進むことは少なく、行政も否定的な対応(理由は後述)を基本としています。
 「音」が聴こえるようになると、ほぼ全員に共通する反応ですが、決定的に「不眠」になります。電車の騒音や道路騒音とは異なって、不可聴音である低周波音は馴れることが出来ないのです。不眠になれば心身の耗弱が進むことは避けられないところです。
 こうした被害者が実数でどれくらいいるのか、人口比で考えれば何パーセントぐらいいるのか、これは日本でも世界でも不明です。低周波音被害者に焦点を当てた研究は医学でも社会学でも、まだ、ほとんどないのです。今のところ、被害者に心を寄せるごく少数の医師、研究者が独歩している状況を超えていません。

三、常識の構造
 低周波音問題の存在、あるいは所在ということは工学的には広く知られていることで常識です。低周波音はどのように聞こえるのかなどということは「低周波音問題コンサルタント」を名乗る工学系研究者のホームページを見れば書いてあります。
 また、何が発生源で、どのような状態の時に発生するのか、工学的研究は進んでいます。発生源を例示すれば無限です。ダム、堰堤、地下鉄(トンネル)、送風機、新幹線トンネル、橋梁、ボイラー、ディーゼル(機関、車、船舶)、航空、風車、クーラー、車のアイドリング、発電機、変電装置、給水ポンプと上げていけば限りがありません。要するに巨大な生産力を支え、便利な文明的生活を支える工学的な機器、システムが設計通りに低周波音を出している時もある(「低騒音型機器」の開発普及)し、設計条件の想定を超えて出している時もあるのです。機器、システムの劣化が低周波音を出していることも、言う迄もなく多いことです。
 これは常識で、大学、(電力、鉄道等)社会的インフラ企業、(自動車、運輸、航空、電機、機械等)主力産業企業に低周波音問題を理解している研究者は充分配置されています。しかし、工学的研究者は人間に対する「近代」、「工学」、「文明」がもたらしている加害だという、被害者を見詰め、被害者と対峙する研究には、不思議な印象を持たざるを得ないほど、踏み込んでこないのです。
 これを支えるのが、実は環境省行政です。公害対策基本法(一九六七年)の時、低周波音被害は公害(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、悪臭、振動、地盤沈下の七類型のみ)に認定されませんでした。環境基本法(一九九三年)体制になってから、実際には、ゆっくりと明確に切り捨てるという行政意思が表面化しています。現在、環境省は『低周波音問題対応の手引書』(二〇〇四年六月)を出し、これを全国の自治体や企業等が、低周波音被害が訴えられてきた時の、マニュアルとして参照するよう求めています。これは二〇〇三年に産業技術研究所で依託実験した低周波音実験室の実験で実験条件の設定によって恣意的に検出された「閾値」を基礎に環境省自身が配慮を加えた数値を「参照値」として提起したものです。低周波音被害者の「苦しい、耐えられない状態」での測定結果はその大半が、「参照値以下だから、苦情処理問題として扱う」ように指示する露骨な被害者切り捨て策なのです。
 今、社会、行政は被害者に対して、そのような常識の構造を作って対応しています。

四、「低周波音問題研究会」を作ります
 どんなに世間が認知してくれなくても低周波音被害者は存在しているのです。その問題があることを知らされた友人としての支援者は、個別の被害者の被害救済問題は、個別に一人一人が友人として対応していくと共に、社会に対して、認知させていく努力をする他ありません。
 我々は、11月26日を第一回研究会とする「低周波音問題研究会」を発足させ、低周波音被害の認知を課題とした被害者と支援者の運動を発足させようとしています。自覚的には低周音被害者運動の再興ですし、世界的にも先行した運動がないのなら、先駆けです。必ず、「近代・工学・文明」を問い直すことになる「近代を超克出来なかった現代の惨状を克服する手掛りを得る」文化運動にしていかねばならないものです。
 実際にやる事は地味でささやかな事ばかりです。二ヶ月に一回、「低周波音問題研究会」を開きます。毎回必ず、被害者一人と識者一人のお話しを伺います。別にフィールドワークチームを作って、測定と聞き書きをします。二ヶ月に一度の研究会とフィールドワークが2本の柱の研究会です。そして、研究会の案内に際して、研究会での発表とフィールドでの収集の結果を印刷物としてお届けします。印刷作業を媒介に低周波音被害を収集し、勉強し、資料化していくのです。これを、数年間実務作業として必ず続けていくつもりです。
 「低周波音問題研究会」に力を貸して下さい。
以上

スポンサーサイト
[ 2006/11/22 15:53 ] 低周波音問題研究会 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tikyuunimiraio.blog53.fc2.com/tb.php/21-329009fd




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。